世田谷のおすすめ 3
漫画界のスーパースター「サザエさん」は終戦翌年の一九四六年から福岡県の地元紙夕刊に連載され、後に朝日新聞に移ってからは二十五年間にわたって六千四百七十七回も続いた。
六十八巻にもなった「サザエさん」の本も初版本はすべてベストセラーになった。
これはサザエさんのいる三世代同居のいその家に、読者が平均的日本家庭としての共感を覚えたからだろう。
父親を早く亡くした町子は家族という設定が好きであったようだ。
そういえぼ「似たもの一家」「仲よし手帖」「いじわるばあさん」など、みな家族がテーマであった。
原画のほかに町子が仕事の合間に作ったという陶人形もある。
ブルドッグとにらめっこしている蛙、放尿している犬を引っぱっている貴婦人など、この作者ならではのユーモラスなものばり。
夏休み期間中は全館が「アニメ・サザエさん展」となる。