ここはオススメ 3
唐時代の唐三彩のコレクションでも静嘉堂のものは日本一といわれている。
茶、緑、藍をほどこした唐三彩は、昔から日本人に好まれたものの一つであった。
この静嘉堂のぼう大なコレクションは、明治を代表する三菱財閥の岩崎弥太郎の実弟、岩崎弥之助(三菱の第二代社長)とその子、小弥太(第四代社長)によって集められたものである。
弥之助コレクションは、旧大名家の没落で世に出た茶道具、刀剣、書画、漆工芸が主だったのに対し、小弥太の方は、ケンブリッジ大学留学中、ヨーロッパで珍重されていた鑑賞のための中国陶磁類がその中心であった。
親子二代という長い期間と、巨万の富をかたむけたこのコレクションは、国宝七点、重要文化財八十点を含む、各分野の逸品ばかりで、世界有数を誇るコレクションといわれている。
ちなみに静嘉堂とは、『詩経』の一節からとった弥之助の書斎号である。