福祉国家から福祉社会へ 5
コミュニティの回復やボランティアの推進が、これからはますます重要になります。
どこの国でもそうなっています。
こういうものを中心に福祉問題の解決を考えていこうとする場合、この頃はよく「福祉国家」と区別して「福祉社会」といわれます。
ですから、この面から見ると世の中は今、「福祉国家」から「福祉社会」へと移っていかざるをえない傾向にあります。
そこでコミュニティやボランティアがますます重要な社会的役割を果たすことになってきます。
この動きもまた、生協のこれからの仕事やあり方に、決定的な影響を与えることはいうまでもないことでしょう。
今日の世界の「地殻変動」を示すものとして、もう一つ、国内の社会体制や国際的な世界秩序の変化に、もう一度注意しておきたいのです。
個人主義と全体主義の両極の一元体制は、今日では西でも東でも、いずれも行きづまってきています。
西側の自由主義諸国では社会的な要素がますます強まってきており、東側の集権的な社会主義の社会では、自由競争の要素が次第に導入されるようになってきています。