一元体制から混合体制へ 4
中近東は世界の石油の宝庫、エネルギーの宝庫です。
第一次石油ショックの直後、ソ連はこの周辺に勢力を拡張したのです。
南アフリカは石油は採れありませんが、非常に重要なことは、近代工業に不可欠のレアメタル、つまり希少金属資源の宝庫であることです。
こういうところにソ連はくさびを打ち込んだのですから、ソ連は世界の資源戦略上、あるいは地政学上重要な拠点に次々に勢力を張ったことになります。
これらの背景には、軍事力においてアメリカに追いつき追い越したということがあります。
軍事力において、両大国の力は拮抗してきたのです。
どうしてこんなことになったのでしょうか。
70年代の前半、米ソは互いにデタント運動をしていましたが、そうしたなかで、アメリカは軍縮を進めたのに、ソ連はかえって軍備を拡張しました。
・・・アメリカは、いわばソ連にしてやられたのです。
あのハト派のカーター大統領もその末期には怒り出し、アメリカ中が歯ぎしりしていたとき、レーガンが「強いアメリカ」を旗印にして出てきました。